鉄道車両を安全に搬入・長期間に渡って保存・留置できるように、シュミレーションに基づき、搬入経路の除草・砕石投入・転圧といった整備を行いました。
また周辺の方々にご迷惑をおかけすることがないように、簡易的ではありますが柵などを設置しました。
一点こちらの場所を借りてのお願いとなり心苦しい限りなのですが、防犯や混乱防止のため、現段階では許可のない現地への立ち入りはお断りしております。
同様に勝手ながら場所に関しても非公開とさせて頂いており、もしわかりました場合でも心に留めて頂きますようお願い致します。
今後ご支援者様には公開の機会を持ちたいと考えておりますので、ご協力をお願い致します。
【活動報告・成果③:初となる鉄道車両を搬入!】
一連の整備(③を除く)に合計約200万円の費用を支出しており、クラウドファンディングによる皆様からのご支援を充当させていただきました。
あわせて鉄道車両を安全に搬入・保存・活用する環境整備には、膨大な費用が必要であり、皆様のご支援あっての活動ではございますが、ご支援のみでの運営をしている訳ではなく、不足する費用に関しましてはプロジェクトオーナーとして責任持って拠出させて頂いております。
今後のビジョン
2024年度以降に関しましては、以下の3つのビジョンを意識し引き続きプロジェクトを進めて参ります。
ビジョン①:首都圏にゆかりのある大型車両の搬入・留置
首都圏保存車輌ヤードが目指しますのは、首都圏で活躍した大型車両の留置です。
ご存知の通り、特に首都圏で活躍する鉄道車両は、18〜20mの車体を持つ車両が一般的です。
実際にこの度の整備に当たっても20m車両の搬入・留置に対応できる規格を意識して整備しております。
また搬入予定の車両に関しましても、鉄道会社様・現保有者様・関連業者様と様々な調整を進めております。
関係者様にご迷惑をおかけすることがないよう、現段階では公表できませんが、正式な発表をお知らせできる時までご期待下さい。
首都圏で活躍した車両を中心に鉄道車両を救出したい!というご相談なども頂いております。
もし具体的なお話があるようであれば、可能な限りお力になれればと存じますので、syutokenyard@gmail.comまでご相談を頂ければと思います。
ビジョン②:留置用線路の増設を通し、「思い出の電車が出発を待つ活気ある光景」を首都圏にもう一度
首都圏保存車輌ヤードでは5〜6両の鉄道車両が留置できるスペースを確保しております。
2線目以降の留置用線路に関しても既にスペースや資材類を確保しております。
作業工程を確認・調整後、返礼品としての軌道敷設体験に関しても、日取りが決まり次第ご支援者様にご連絡させて頂き、安全を確保した上で施工して参りたいと考えております。
保存車輌と取り巻く環境は、残念ながらどうしても寂しげな光景になってしまいがちです。
プロジェクトオーナーの私事にはなってしまいますが、上町・経堂・富士見ヶ丘といった首都圏の私鉄各社様の車両基地がある風景を見て、生まれ育ったプロジェクトオーナーとしましては、遠い日の記憶になりつつはありますが、鉄道車両が並ぶ活気に溢れる検車区の光景を、昨日のことのように覚えております。
首都圏の都市の発展と人々の日常を支えた思い出の鉄道車両が、その使命を終え引退した後も、出発を待つ場所を首都圏に作りたいという決心がこのプロジェクトの原点であり、現役の車両ではなくともそこに訪れた多くの人々の活気があふれる場所を目指します。
ビジョン③:関連するプロジェクトとの相乗効果・社会的インパクトの実現
中長期的な観点として、鉄道車両の保存・活用を円滑に進めるためには滞在型活動が必要であるという課題も感じております。
こちらに関する一つの動きとして、現在千葉県香取市に保存されております、キハ10系気動車を活用した滞在型環境の整備を将来的に目指しております。
丁度キハ10保存会が発足し、クラウドファンディングに挑戦しておりますので、こちらのプロジェクトに関してもどうか皆様のご支援をぜひお願い致します。
https://jpru.jp/projects/view/38