首都圏電車区に電気を灯そう!盛り上げよう!第二期工事

クラウドファンディング達成の御礼

2025年01月07日
この度は、「首都圏電車区に電気を灯そう!盛り上げよう!第二期工事」クラウドファンディングに、実に102万5000円という皆様の暖かいご支援を頂き、ありがとうございます。

直接的な車両の救出ではないクラファンにおいて目標額100万円という挑戦であり、一時はもう難しいかと危ぶまれてしまう状況でもありましたが、ラストスパートの数日で本当にたくさんの熱いご支援を頂き、なんとか最終日終了目前で成立・達成することができました。

おかげさまで、首都圏電車区は、整地・電気設備といった設備を整備する目処が立ち、新しい年まずは昭和の小田急線を走った2200形電車デハ2212号の本格的な整備に取り組むことができそうです。
本当にありがとうございます。

首都圏電車区で修復・整備を待っている 小田急2200形 2212号
首都圏電車区オーナーである私、今井は平成の生まれですから、2200形をはじめ昭和を走った電車たちの全盛期を知りません。

かろうじて、そうした時代の先駆者たちが第一線を退いた後に日本各地に譲渡された姿や、大切に保存されている姿を目にすると共に、そうした車両が活躍していた頃の写真や書籍を手に取り、大先輩の方々から思い出話を伺うことで、当時の光景に思いを馳せ、その面影を忍ぶことができます。

しかしながら、今日、首都圏、特に東京を支えた歴史的価値の高いはずの電車たちを取り巻く環境は、地価高騰・再開発・効率化といった諸要因が重なり、大変厳しいものがあります。

焼け野原であった戦後の日本・首都圏。
そうした中で諸外国の技術なども取り入れつつ開発された、当時の先端技術の結晶であり、たくさんの人々の思い出の詰まった貴重な車両の数々。
こうした車両たちを、輸送の表舞台からは姿を消していったとしても、文化財として後世に残し守ることが今日必要であると考えております。


日本という先進国の首都が、「本物」の価値を否定するような国・社会であってはならない。
東京という国際都市として名高いはずの街が、歴史・文化を蔑ろにするような街であってはならない。
そのような思いで、私は「首都圏電車区」という場所を作りました。

首都圏電車区には開設以来、様々な鉄道車両・文化財が緊急避難のために運ばれてきております。
このような場所があったからこそ、救出された車両・文化財も多く、その必要性は今後ともますます増大するものと思います。

「首都圏電車区」は、決して電車の終着駅でも、墓場でもございません。
いつの日か、広く文化財としてその価値が再認識された日、故郷に再び帰っていくことを信じて、貴重な電車をお預かりし、修復・整備するための場所です。

この度、皆様の暖かいご支援によりお預かりした車両を適切に修復・整備する体制に一歩近づいたこと、非常に感謝しております。
そしてこの場を借りて、皆様にお願いがございます。
首都圏電車区に、この年末、銚子電気鉄道よりデハ1002号(営団地下鉄2040号)が、遠路はるばる輸送されて参りました。

現在、解体を阻止するために必要な金額である第一目標・700万円、車両の大規模整備を含めた第二目標・1200万円、地下鉄時代をイメージした姿の再現を目指す第三目標・1500万円という目標金額を立て、クラウドファンディング「昭和の地下鉄・銀座線の電車を解体から救え!銚子電鉄から未来へ」に挑戦しております。

現在おかげさまで150万円以上のご支援を頂いておりますが、解体を止めるために必要な第一目標700万円までも、あと約550万円の費用が必要です。
鉄道車両として65年の役目を終え、輸送されてきたデハ1002号(2040号)
デハ1002号(営団地下鉄2040号)は1959年(昭和34年)に製造され、東京の地下鉄銀座線・丸ノ内線を活躍した後、1994年(平成6年)から銚子電気鉄道のデハ1002号として活躍しました。2015年(平成27年)の引退後も事業用車として人知れず働き続け、実に65年の間、首都圏の鉄道を、首都圏の人々を支え続けた電車です。
同時に実に319両を数えた「オレンジ色の銀座線」として活躍した経歴を持つ、最後の現役車でした。


目標金額や車両の状態を考えますと、無謀な挑戦とお考えになられる方も居られることと思います。
デハ1002号は人々を運ぶ使命を終えた後も、文字通り、身を粉にして、鉄道の安全を守る役目を続けました。
最後の力を振り絞り、疲れ果てたその車体は、腐食と塩害で穴が空いている状況です。

しかしながら、皆様のご支援で整備を進めて参ります首都圏電車区で、あえてそうした難易度の高いデハ1002号の修繕・維持管理に挑戦することで、保存を担う人材の育成とスキルアップを目指していくことに意味があると考えております。
そしてこのことは「保存車両の修復・維持を決して諦めない」体制をつくり、たとえ「老朽化が進行しているとされた車両であっても修復が可能である」実績・実例を示し、現在日本各地で問題となっている「保存車両・文化財の安易な解体・処分の流れを止める」という決意を示すことでもあります。

クラファン達成早々に度重なるお願いとなり大変恐縮ですが、デハ1002号(営団地下鉄2040号)の救出・復活にも、どうか皆様のご支援をお願い致します。
READYFOR「昭和の地下鉄・銀座線の電車を解体から救え!銚子電鉄から未来へ」ページはこちら

今後とも首都圏電車区は、「明日が訪れないかもしれない電車の最後の希望の場所」であり続けたいと考えております。どうか引き続き首都圏電車区の活動にご協力をお願い致します。

2025年(令和7年)1月
首都圏電車区 オーナー
一般社団法人CARB 代表理事
今井 美槻

現在の支援金額

1,025,000 円

102%
目標:1,000,000 円

支援者

61人

残り時間

終了済み

このプロジェクトは目標金額が達成した場合に限り、プロジェクトの成立(売買契約の成立)となります。

5,000 円

支援者:29人

配送方法:メール

・全力支援コース
※返礼品なし・リターン不要の方向けです。

10,000 円

支援者:17人

配送方法:郵送

・鉄道模型支援コース(詳細は活動報告を参照)

<お申し込みの流れ>
0,活動報告ページからお品物と支援金額をご確認ください。
1,首都圏電車区メールアドレス syutokenyard@gmail.comに、希望する模型を連絡してください
2,取り置き完了の旨をこちらから連絡いたします。(担当:今井)
3,ご支援の実施をいただきます。
4,ご支援の実施を確認いただいた方について、クラウドファンディング期間終了後に発送いたします。

15,000 円

支援者:2人

配送方法:メール

・首都圏電車区ホームページにお名前掲載コース
首都圏電車区WEBページにお名前を1年間掲いたします。
https://carb.or.jp/SyutokenBase.html

20,000 円

支援者:6人

配送方法:対面

【希望のコース名を必ず明記してください】
Aコース・首都圏電車区見学会コース
首都圏電車区が主催し、12月以降随時実施予定の見学会に1回参加可能です(2024.12-2025.12)
※2200形保存会が主催する見学会にはご参加いただけません。
※希望される日程と別件車両搬入の進捗によっては2212号の外観形式写真をご撮影頂けない場合がございます。予めご了承下さい。

Bコース・キハ10保存会協賛・首都圏色キハ10撮影会コース
キハ10保存会が主催し、1月以降に実施予定の見学会・通常活動の際の公開時に1回参加可能です(2025.1-2026.1)

※記載がない場合はAコースでご案内します。

25,000 円

支援者:1人

配送方法:対面

・軌道敷設体験コース(3月実施予定)
2025年3月上旬週末実施予定の軌道敷設にご参加いただけます。

30,000 円

支援者:3人

配送方法:対面

・首都圏電車区会員権コース
首都圏電車区が主催し、12月以降随時実施予定の見学会に1年間参加可能です(2024.12-2025.12)
※2200形電車保存会などの各保存会が主催する別のクラファンのリターン・見学会などにはご参加いただけません。
※希望される日程と別件車両搬入の進捗によっては2212号の外観形式写真をご撮影頂けない場合がございます。予めご了承下さい。

50,000 円

支援者:3人

配送方法:メール

・全力支援コース
※返礼品なし・リターン不要の方向けです。

100,000 円

支援者:0人

配送方法:メール

・全力支援コース:車両貸切権付(希望者のみ)
首都圏電車区で保存されている、小田急電鉄2200形の車内を貸切したり、撮影会等を貸切で実施いただけます。(2025年1月以降可能)
※希望される日程と別件車両搬入の進捗によっては2212号の外観形式写真をご撮影頂けない場合がございます。予めご了承下さい。