首都圏の都市の発展を支えた鉄道車両を保存・活用する保存車輌ヤードを首都圏に!

このプロジェクトに興味ご関心を持って頂きありがとうございます。

★【プロジェクトのきっかけ】
 本プロジェクトは首都圏保存車輌ヤードプロジェクトオーナーの原点にさかのぼります。

 私は緑色の車体に温かみのある木の内装が印象深い東急世田谷線の旧型電車が走る街に生まれました。
 引退が決まった小学2年生のある日、子供ながらに駅員さんに「なんとかする方法はないですか」と尋ね、「土地とお金さえあれば。」と答えてもらった日を昨日のように覚えております。
 漠然とした夢ではありますが、「いつか役目を終えた鉄道車輌を活用できる社会を作りたい」と子供ながらに決意しました。

 それ以来20年以上の歳月が経ちましたが、私事ながら経済的に余裕のある家庭環境ではなかったこともあり、どうすればその夢を叶えることができるかと考え、私は学生時代から小規模ながらベンチャー企業を起業し、茨城県内に土地を購入し、全国の鉄道車輌保存に取り組まれる方々、鉄道に限らず様々な活動に取り組む皆様のご協力を頂いて準備を進めて参りました。

 この度整地作業などが完了し、志を一にする皆様と共に「首都圏保存車輌ヤード」として広く活用していきたいと今回クラウドファンディングのプロジェクトを共同で行わせて頂くこととなりました。
★【現状分析①鉄道車両保存の難しさ】

 私が鉄道車輌保存を夢見てから20年以上の時が経過しましたが、この20年で鉄道車両保存・活用を取り巻く環境は、行政からの法令・通達の存在、コロナ禍を含めた鉄道会社を取り巻く情勢変化などの様々な社会的要因を受け年々厳しさを増しています。

 昨今「SDGs」「持続可能性」といった概念が声高に叫ばれます。個々の分野での活動を否定するつもりはありませんが、1gに満たないストローやレジ袋が大きく問題にされる一方で、単純計算でその数千万倍の数十tに及ぶ鉄道車両を保存・活用することは非常に難しく、本来「文化財」と言っても過言ではない車輌を活用することを、妨げるような様々な社会的な制約があるのが現状です。

 鉄道車輌を保存するには現実的に様々な乗り越えるべきハードルがありますが、まずは車輌を保管する「場所」がなければ、保存活動のスタートラインに立つことすらできません。
★【現状分析②首都圏の緊急性・特筆性】

 日本の都市構造・人口構成を考えれば、鉄道車両が国内で最も活躍している地域が首都圏であることは言うまでもありません。
 大手私鉄だけで考えても、実におよそ2/3の車両が首都圏で活躍しており、首都圏は我が国における『鉄道車輌の技術・文化・歴史の集積地』といっても過言ではありません。当然ながら毎年その役目を終えて廃車となる鉄道車輌も首都圏にゆかりのある車輌が多いといえます。
 とはいえ首都圏において鉄道車両を保管する広大な用地を用意することは、費用や周辺環境などの問題から、他の地域以上に難しいのが現状です。

 首都圏から離れた場所に安価な土地などを購入し保存することがこれまでの現実的な方策であったかと思いますし、各地で鉄道車両を保存されている方々や団体には、もちろん敬意を表するばかりです。
 しかしながら、実際に首都圏に在住されている方々が、遠方かつ分散した保存場所に通われる現在の保存体制では、時間・費用・体力と限りあるリソースが保存・活用に直接的に活用できないという問題がある現状を共有しています。他にも警備や資材など、あらゆるコストが分散した場所に存在する車輌ごとにかかり、鉄道車輌保存全体に注げるはずのリソースが直接的な保存・活用以外の部分に大きく割かれてしまいます。
 そうした意味でも、適切かつより良い状態で鉄道車輌を保存・活用できる環境が必要でありますし、志を持ち保存に取り組む人々がベストなパフォーマンスを発揮できる環境・体制づくりが急務だと思います。
★【解決策】
 そうした中で福岡県の保存車輌ヤードの取り組みを知り、代表の手嶋様と車輌保存のお話をする中で私どもとして、一昨年より私どもが取得を進めております茨城県内の用地を活用し、鉄道車両の民間による保存施設を首都圏にも開設することができないかとの構想に至りました。
 都内からも車で1時間、鉄道・バス等の公共交通利用でも2時間程度の時間で向かうことができ、首都圏に住む人々が週末を中心に無理なく活動を進めることができることと存じます。

 また保存・活用する鉄道車両に関しても、鉄道会社様等の現保有者様と具体的なお話し合いを進めさせて頂いており、整備が完了次第搬入の予定です。
 他に保存車輌の預かりも行いますので、首都圏にて保存用地の確保に課題を感じている方はぜひご活用頂ければと存じます。 

 加えてたくさんの方々の思い出が詰まった車輌の状態が悪化したり、不適切な保存状態によって別の社会問題を引き起こしたり、鉄道会社様のブランドイメージを傷付けるようなことがないように、日本各地で鉄道車輌の保存活動にご尽力されてきたワンマイル様のご協力・ご指導を得て、適切かつより良い状態で鉄道車輌を保存・活用できる体制を構築します。
★【社会的意義と活用方策】
 どんなに努力しても努力しても鉄道車輌の「現状維持」が精一杯となってしまっている状況では、「活用」という段階に進むことができないのだと思います。
 こうした状況では鉄道車輌保存が持続可能性や採算性のない事業とみなされてしまうのみならず、多くの人々に社会的意義のあるプロジェクトとしては認識されず、理解が得られず活動が広がらないという悪循環を生んでしまいます。
 もちろん鉄道車輌を「残したい」という想いが第一にあってのことですが、役目を終えた鉄道車輌を『産業廃棄物』とみなすのではなく、より良い社会を作るための『リソース』として積極的に活用できないか、という想いがございます。鉄道やその車輌に愛着を持つ人々はもちろんですが、より多くの人々が夢を追いかけられる場所にする必要性を感じます。

 そのために、完全な採算事業とすることは難しいかもしれませんが、私どもでは様々な企業・NPO・教育機関・行政等と連携し、鉄道車輌を活用できるビジョンを立てています。

 「そんなことをして何の意味があるのか」「非現実的ではないか」という方もおられるかと思います。持続可能性は重要ですが、単に経済合理性だけを追求するのではなく、鉄道ファンの皆様であれば誰しも思い出が詰まった電車と自らの人生を重ね合わせ「共に駆け抜けた時間を終わらせたくない」と心の奥底では思っているのではないでしょうか。

 昨今の日本社会では人々が夢や希望が持てず、閉塞感があると叫ばれますが、本プロジェクトを通して貴重な鉄道車両を後世に残すために、全力で毎日を歩む社会を作る場所を共に生み出したいと思います。
★【今後の展望】
 鉄道車輌のライフサイクルを分析した場合、首都圏で活躍した後、全国各地で活躍している鉄道車輌もあります。
 もちろん車輌の輸送費用などは必要ですが、役目を終えたそうした車輌に関しても首都圏に里帰りさせ、首都圏をはじめとした都市の未来に対して新たな価値や可能性を共に創造する場所を作ることは、非常に意義深いことと思います。

 また壮大にはなってしまいますが、日本での活躍後に海外に譲渡された鉄道車輌を救うことも、将来的なビジョンとしては持ち合わせております。これらの車輌は現地でも今後共その役目を終えていく車輌が一定数発生すると思われますが、こうした車輌の活用体制が無い現状では、せっかくの国際貢献が将来的に国際問題になりかねないリスクすらございます。
 鉄道車輌を活用できるビジネスモデルを構築するこの取り組みが成功すれば、将来的には鉄道車輌保存を国際規模・地球規模のソーシャルビジネスにできるのでないでしょうか。

 もちろんこれは将来的なビジョンであり、まずはできることから着実に進めていく必要がありますが、そのための第一歩としても、「鉄道先進国」と言われる日本、その中心である首都圏から、「役目を終えた鉄道車輌を活用できる社会」を実践・提唱していきたいと思います。
★【プロジェクトへの想い】
 首都圏の電車には「優先席」が必ずと言っていいほどあります。
 しかし、社会・人々の生活を支え、長い旅を終えて、役目を終えようとする電車の「優先席」は残念ながら首都圏に全くといって良いほど用意されていません。

 鉄道会社様に保管頂いている車輌、首都圏から遠く離れた場所で残された時間を地域の足として走る車輌、解体処分の順番を待っている車輌。
 彼らのやってこないかもしれない明日が、少しでも確かなものとなるように、皆様のご協力をお願い致します。

 長く走り続けた鉄道車輌が、社会の要請に応えた車両に置き換わり、より良い鉄道が実現することは時代の流れでありますし、それを止めることはできません。
 全ての車両を活用することは不可能とはいえ、解体の危機に瀕する歴史的な鉄道車輌を1両でも多く救い、その功績・歴史を次世代に伝承し、新たな価値を共に創造する。

 退役する鉄道車輌の「優先席」「居場所」を首都圏に作りたいと思います。


首都圏の都市の発展に貢献し、人々と共に時代を駆け抜けた鉄道車両に、終着駅の訪れない世界を。

1両でも多くの鉄道車両に終点なき時代を。ご協力をお願い致します。

現状報告



現在、土地の購入と整地を行っております。
場所は茨城県内(常磐線沿線)です。
2023年初頭、最初は雑草が生い茂る森でした。草刈からスタート。
草刈だけで一週間かかりました。
2023年春、整地前の状況です。
2023年夏、整地後、クラッシャーランを入れています。
現在、枕木やレールなどの資材が運び込まれています。

首都圏保存車輌ヤード開設記念イベント

終点なき時代の先へ

〜民間鉄道車両・文化財保存の現状と未来を考える〜

ご講演者様 (敬称略・順不同)
※都合によりご講演者の変更がある場合があります。

米山 淳一 (日本鉄道保存協会 事務局長)
岩崎 直彦 (一般社団法人電鉄文化保存会 代表理事)
岩谷 淳平 (ボンネット型特急電車保存会 事務局長)
梅原 健一 (583系食堂車保存会 会長)
坂本 和久 (青山トラン・ブルー株式会社 代表取締役) (寒川町鉄道保存会 事務局)
杉本 昌樹 (碓氷峠鉄道文化むら 車両洗浄ボランティア)
立川 康史 (松本電鉄ED301修復プロジェクト 技術担当)
玉井 宏政 (足久保鐵道株式会社)
利根川 智史 (株式会社翠明荘 万葉超音波温泉 専務取締役 鉄道車両事業部代表)
三村 卓也 (宇高連絡船愛好會 會長)
主催:保存鉄道組合総連合会
後援:日本鉄道保存協会・株式会社ワンマイル・株式会社YouReaL
首都圏保存車輌ヤード運営事務局

(03)4400-5268
syutokenyard@gmail.com

※後援企業内ですので担当者不在の場合など対応できない場合がございます。お急ぎの場合はメールにてお問い合わせください。

現在の支援金額

1,007,000 円

100%
目標:1,000,000 円

支援者

83人

残り時間

終了済み

このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援者がプロジェクトに支援を申し込んだ時点でプロジェクトの成立(売買契約の成立)となります。

2,000 円

OUT OF STOCK

支援者:14人

配送方法:対面

★招待券(2000円)

11/12記念イベント前売参加招待券(1名様2000円)
先着50名様
11:00~17:00のイベント参加招待券です。

【イベント終了前のご⽀援】
〜受付は終了しております。〜
★招待券

7,000 円

残り9人

支援者:11人

配送方法:対面

★ご⽀援(7,000円)
返礼品なしリターン不要の方向けです。

10,000 円

残り8人

支援者:12人

配送方法:メール

★ご⽀援(10,000円)
希望される場合、今後開設予定の首都圏保存車輌ヤードWEB
ページにお名前を1年間掲載致します。

返礼品なしリターン不要の方向けです。

15,000 円

残り19人

支援者:1人

配送方法:メール

★招待券及び懇親会参加及びご支援(15000円)
【イベント終了後 (11/19(⽇)以降)のご⽀援】
★チャリティー鉄道模型コレクション
(事前に希望するリターンの種類と額をメールにて確認頂き、折
り返しご案内する額以上のご⽀援をお願い致します。)

【イベント終了前のご⽀援】
〜受付は終了しております。〜
★イベント参加招待券+懇親会参加

1,800,000 円

残り1人

支援者:0人

配送方法:対面

★鉄道車両(~20m) 駐車場代 残り1人(180万円)

・駐⾞場代10年分 毎⽉1万円×12ヶ⽉×10年=120万円
・保証⾦ 60万円
鉄道⾞両を10年間 駐⾞可能です。
詳細はご相談にてお願いします。

10,000 円

残り72人

支援者:28人

配送方法:メール

★会員様コース(10000円)
1年間会員として保存車輌ヤード公開日に出入りが出来ます。 

15,000 円

残り45人

支援者:5人

配送方法:メール

★軌道敷設体験コース(15000円)
今秋に予定しております首都圏保存車輌ヤードの軌道敷設作業に参加頂けます。
(スケジュール等は極力皆様のご希望に基づいて調整しますが、日程上ご希望に添いかねる場合がございます。予めご了承下さい。)


30,000 円

残り100人

支援者:0人

配送方法:メール

★法⼈様スポンサー(1⼝30000円)
1⼝以上
・貴社名掲載
今後開設予定の⾸都圏保存⾞輌ヤードWEBページに貴社名を1年間掲載致します。
5⼝以上
・WEBバナー広告
今後開設予定の⾸都圏保存⾞輌ヤードWEBページに貴社サイトへのバナーリンクを1年間掲載致
します。
・CSR活動パートナー契約
⾸都圏保存⾞輌ヤードへのご⽀援を通して、鉄道⽂化財保護をCSR活動の⼀環として取り組ま
れている旨を、1年間に渡って貴社の印刷物・HPなどにご利⽤頂けます。
10⼝以上
・看板広告
⾸都圏保存⾞輌ヤード内に看板広告を1年間設置できます。
15⼝以上
・上記全てのリターン
(各法⼈様プランに関しましては勝⼿ながらチラシ・広告・バナー・看板類などの製作・設置費
⽤はスポンサー様にてお願いします。いずれも公序良俗に反する商品・サービス等の内容・使
⽤はお断り致します。詳細に関して不明な点はお問い合わせ下さい。)

50,000 円

残り96人

支援者:4人

配送方法:メール

★全力ご支援コース(50000円)
希望される場合、今後開設予定の首都圏保存車輌ヤードWEBページにお名前
を1年間掲載致します。
また1年間会員として保存車輌ヤード公開日に出入りが出来ます。
今後首都圏保存車輌ヤードに関するクラウドファンディングに関して1年間優
先予約権を差し上げます。

3,500 円

残り92人

支援者:8人

配送方法:メール

★ご支援コース(3500円)
返礼品なしリターン不要の方向けです。
複数口のご支援も可能です。お手数ですが再度決済をお願いします。
イベントのアーカイブをURLもしくはリンクにて送信致します。
(配信やアーカイブに関する費用を必要としており、誠に恐縮ですが、できましたら2口
以上のご支援を頂けますと幸いです。また今回のオンライン配信を通して得られた知見は、
今後首都圏保存車輌ヤードのオンライン管理体制の構築・整備にも活用させて頂く予定で
す。)