日本国有鉄道キハニ40921(加悦鉄道キハユニ51)を移設保存いたします。
撮影者:井上晴人
保存の意義
この車両は広島県の芸備鉄道(現JR芸備線)が昭和11年に製造した車両で、程なく昭和12年に国有化でキハニ40921として活躍しました。戦後昭和27年に山口県船木鉄道へ移籍し、昭和37年に加悦鉄道へ移籍しキハ51として昭和60年の加悦鉄道廃止まで活躍しました。
廃止後は加悦SL広場へ静態保存され展示されておりましたが、広場の閉園に伴い加悦での継続保存が断念されました。この車両は日本の内燃動車の初期の形態を良く残し、産業遺産としての価値の高い車両であり、このまま朽ち果てるには忍びない車両ではないかと思います。決して鉄道史の中心に位置付けられた車両ではないかもしれませんが、しかしながら津々浦々の地域で活躍したこれらの名脇役達の存在が日本の鉄道の発展を支えました。
この車両は多くの鉄道を渡り歩きましたが、敢えてキハニ40921という国鉄時代の名称を名乗らせ、近い将来に国鉄時代の塗色(黄褐色と紺)に復元することで、長く住みなれた加悦を離れ、日本の鉄道の遺産の一つであると言う大きな意義を与えて、将来に繋げていけないかと思っております。
なお車両の前面に荷台(バスケット)を設けた内燃動車はこの車両の出身である芸備鉄道や近隣の中国鉄道に多数存在し、それらの譲渡先を含めると全国の非電化ローカル私鉄に在籍しましたが、1067mm軌間のもので現存している車両は本車以外では同じく加悦鉄道のキハ101と、別府鉄道のキハ2のみとなっております。かつて日本の風景を形作った大変貴重な存在です。
撮影者:永井一樹
撮影者:横山靖史
撮影者:横山靖史
撮影者:横山靖史
撮影者:横山靖史
撮影者:横山靖史
保存先とこれから
保存車輌ヤード福岡に移設いたします。
実はキハニ40921を引き取り、保存継続をするというプロジェクトは2年前に開始しました。
有志達の手で移設先を全国の候補地の中から、加悦や関西、中国地方での場所探しを行いましたが、管理体制を検討すると福岡に移すことで他の保存車輌と一括管理することが望ましいのではないかという結論に達しました。実は保存車輌ヤード福岡の構想と設立にはキハニの移設先候補としてのきっかけがありました。
キハニ40921にとって九州、福岡は全く縁のない地域です。そこは悩んだ点ではありますが、もっと日本の鉄道の遺産であることに視点を広げ、まずは将来に繋げることが第一ではないかと思います。
今回、有志達の手で土地、輸送費6~700万円の確保が完了しましたのでプロジェクトを公開します。
一応の資金目処は有志の手で確保しておりますが、もし皆様が支援頂けるならば足しにすることができます。御協力頂ければ幸いです。
返礼品
全コース令和5年4月1.2日に輸送完了のお披露目にご招待いたします。
¥5000
お気持ちコース
¥10000
保存車輌ヤード福岡令和5年度会員年間パス4/1~3/31
¥20000
1/150キハニ40921ペーパーキット IORI工房製
保存車輌ヤード福岡令和5年度会員年間パス4/1~3/31
¥30000
1/150キハニ40921ペーパー塗装完成品 IORI工房製
保存車輌ヤード福岡令和5年度会員年間パス4/1~3/31
¥30000
1/150加悦鉄道キハユニ51ペーパー塗装完成品 IORI工房製
保存車輌ヤード福岡令和5年度会員年間パス4/1~3/31
連絡先
保存車輌ヤード福岡キハニ40921部会
kihani40921@yahoo.co.jp
現在の支援金額
751,000 円
目標:2,000,000 円
このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援者がプロジェクトに支援を申し込んだ時点でプロジェクトの成立(売買契約の成立)となります。
¥10000
保存車輌ヤード福岡令和5年度会員年間パス4/1~3/31
¥20000
1/150キハニ40921ペーパーキット IORI工房製
保存車輌ヤード福岡令和5年度会員年間パス4/1~3/31
¥30000
1/150キハニ40921ペーパー塗装完成品 IORI工房製
保存車輌ヤード福岡令和5年度会員年間パス4/1~3/31
¥30000
1/150加悦鉄道キハユニ51ペーパー塗装完成品 IORI工房製
保存車輌ヤード福岡令和5年度会員年間パス4/1~3/31