屋根修理の進展報告
2022年06月29日
前回の作業から早1ヶ月近く経ちました。その間、屋根の修復作業を梅雨空の合間を縫って精力的に進めておりました。
前回、錆に覆われていた屋根の状態をさらに詳しく調べるため、屋根布をすべて剥がして全体を磨き、まだ生きている鉄板を捜してみました。その結果、腐食は屋根中心に近いところはかなり進んでいましたが、雨樋近くの屋根周囲はほとんど腐食していないことが分かりました。
穴の開いた箇所も、磨いてみると生きている鉄板がまだ残っており、さび止めをしっかりすればそれほど除去しなくても良さそうでした。ただし、厚みはほぼ半分以下になっています。
ワイヤーカップで銀色の面が出るまで錆を除去し、全面に錆転換剤を塗布しました。
この後、両端の腐食の少ない箇所の間を覆うように鉄板をかぶせて、失われた厚みを回復することにしました。
鉄板の周囲は溶接して仕上げてから、防錆塗料によって継ぎ目処理を行います。
継ぎ目には、さらにガラスシートを貼って防錆塗料で塗り固め、防水を完全にしました。
ライトケースも、鉄板によって穴を塞ぎ、その上にガラスシートをかぶせて防錆塗料を塗り、修復を施しました。この上から、板金パテ整形する予定です。
これらの作業により、雨漏りは完全になくなり、パンタグラフ取り付け部周辺の修復はほぼ終わりました。
梅雨が本格的になる前に修復を終え、雨に備える予定でしたが、その前にいきなり梅雨明け宣言が出て肩すかし。まあ、良かったと言えば良かったですが、これからは猛暑との戦いが始まります。