当保存会は、現存する唯一の「クモニ」を後世へ遺すため千葉県いすみ市の「ポッポの丘」において活動を開始いたしました。
クモニ83006のポッポの丘への搬入以来まずは外装の修繕作業を行い、約5ヶ月後の9月21日をもって塗装作業が完了いたしました。
しかしながら現状、当会では車両本体の取得費から塗料などの各種材料代、そして設置場所であるポッポの丘への賃料支払といった費用を全て会員からの持ち出しで賄っております。グッズを製作、販売するなどで活動費の調達も行っておりますが、限界が見えているのが現在の状態です。
これからは灯火類や扇風機といった電気系の部分動態復活、Hゴムを始めとしたゴムの取替え、雨樋部の補修や板金、屋根上機器の錆止め塗装、デフロスタの取付などを予定しており、「静態保存における国鉄時代の状態への復元」を目指しております。
これらの調査・整備を行うための活動費として200万円をこのクラウドファンディングで調達しようと考えております。
残念ながら線路上から消えてしまった「荷物電車」の存在を後世に末長く伝えるために、皆様のご協力をよろしくお願い致します。
4月15日、搬入当日。塗装は褪色し、錆によって割れている箇所も多数ありました。
7月下旬、車体の補修を行いながら、前面部のみ塗装を行いました。
最も時間と根気のいる下地作業です。劣化した塗膜を削り、錆を落として下地を作り直します。
作業は夜間まで続く日もありました。
まずは黄かん色が塗りあがります。
1エンドの尾灯は根元がなくなっていたので作り直しです。
しっかり元の位置にネジ止め
すっかり元通り
いよいよ緑の塗装が始まりました。
折角塗れている黄かん色を汚さないようにしっかりマスキング。
細かいタッチアップを行います。
表記も現役時代の姿に
「荷物」の表記がかっこいい
同時代を生きた103系と仲良く並びます。
9月21日、全塗装が完了。同日は隣のクハ103の撮影会も行われており、大変な賑わいの中お披露目となりました。
現在の支援金額
1,118,006 円
目標:2,000,000 円
このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援者がプロジェクトに支援を申し込んだ時点でプロジェクトの成立(売買契約の成立)となります。
①修繕へ全力投球コース
・お礼のメール
・リターン無し
ご支援頂いた全額を車両保存活動に充てさせて頂きます。
②荷物電車グッズコース
・お礼のメール
・A4クリアファイル
荷物電車グッズとして、郵送にて今回作成したクリアファイルをお送りします。(再生産は致しませんのであらかじめご了承ください)
③クモニ車内体験(注意事項あり)
・お礼のメール
・A4クリアファイル
・ポッポの丘駐車場無料券
②の内容に加え、クモニ83形荷物電車が保存されている千葉県いすみ市ポッポの丘の駐車場無料券を進呈!
さらに、綺麗になったクモニの車内を特別にご覧いただくことができます。
車内体験注意事項
対象:小学校高学年以上
同伴一切不可、要予約(期間2021年1~4月の土日祝の毎月2日間及び2021/1/1~1/3の3日間(予約方法:メール))
内容:荷物室内立ち入り、運転台機器操作体験