【北九州線廃止20周年】621号リニューアル

2000年(平成12年)11月に北九州線折尾ー熊西間が廃止となり20年になります。
この機会に劣化の進む621号の徹底した修繕を行いたいと思います。
仕上げの色はクラウドファンディング参加の皆様から希望を募り決定したいと思います。
○西鉄旧塗装色 クリーム+マルーン 
○タクシー色 クリーム+オレンジ
○赤電塗装 赤+クリーム帯
○冷房塗装 白+オレンジ帯+青帯
上記から投票を行って決定したいと思います。
使用予定予算は

窓ガラス交換26枚  15万円
全塗装      120万円

を予定しています。
保存20周年の節目にピカピカの600形で思い出を新たに出来ればと思います。

北九州線車両保存会 手嶋康人
痛みが進む621号大規模修繕の時期

保存会ではこれまで、痛みが進まないように局所的な修繕を行ってきました。しかし621号購入から今年で19年目を迎えており、外板の劣化が部分補修では追いつかなくなってきました。ここらで時間をかけて本格修繕に入りたいと思っております。
まず、劣化が進んでいる現役時代からのパテを一旦すべて落としてしまわないと、上から重ねぬりをしてもすぐ剥がれてきてしまう状況です。劣化したパテを取り除き、新たにパテ塗りを行い、吹き付けで塗装を施します。
また、ガラスが割れてアクリルに交換していた窓が紫外線による劣化で白くなっていて見苦しく、すべてをガラスに交換したいと思います。
2020年2月、パテが剥がれた部分のみ補修を行い、全体に上塗りを施しました。
北九州線車輌保存会のあゆみ

北九州線車輌保存会は北九州線廃止後2001年に結成し、621号を西日本鉄道株式会社より購入しました。
当初は筑紫野市筑前山家駅内の借地で活動、2007年に土佐電鉄株式会社より北方線324号を購入しました。
2012年に福岡市東区かしいかえん内へ2両を移設して公開しています。
西日本鉄道北九州線600形621号 車両紹介
製造年月  昭和27(1952)年3月
製造会社  近畿車輛
自重  16.3t ※
最大寸法  全長12,200㎜ 全幅2,400㎜ 全高4,022㎜ ※  
台車  FS-51(住友金属製)
出力  45kw×2
定員  80名(うち座席32名) ※
製造時塗装  濃褐色
主な改造履歴(一部は推定)
 昭和30(1955)年頃 集電装置をトロリーポールからパンタグラフに変更,塗装変更(西鉄旧標準色:下部マルーン・上部ベージュ)
昭和33(1958)年頃 窓枠アルミサッシ化 
昭和34(1959)年頃 室内照明蛍光灯化
昭和45(1970)年頃 ワンマン化改造(正面中央窓 下部切上げおよび通気孔設置・Hゴム支持化・ワイパー移設,ミラー設置,乗降扉鋼製化および自動化,正面方向幕拡大,側面方向幕設置,放送機器および車内外スピーカー設置,降車ベル設置,料金箱設置,整理券発行機設置,乗換券発行機設置,乗車ステップマットスイッチ設置 等)
昭和51(1976)年頃 正面右側窓 上段Hゴム支持化・ワイパー増設,塗装変更(西鉄タクシー色:下部オレンジ・上部クリーム)
昭和56(1981)年頃 車体更新(外部鋼板張替え・側面上段窓Hゴム支持化 等),塗装変更(赤地に黄のライン)
昭和61(1986)年頃 冷房化,塗装変更(白地に青および朱のライン)
平成6(1994)年頃 正面中央窓下部通気孔溶接
平成8(1996)年 西鉄新ロゴ(CI)導入に伴う塗装一部変更
廃車年月  平成12(2000)年11月 〔稼動期間:約48年〕
<注:※は廃車時の諸元>
解 説
600形車両は、当時の西鉄北九州線にて使用されていた木造車両の置換え用として、昭和25(1950)年から昭和28(1953)年にかけて計50両が製造された、戦後の北九州線を代表する車両(ボギー車)です。製造会社は3社(近畿車輛・新潟鐵工所・川崎車両)に分かれ、台車も製造会社毎に異なっています。
車両スタイルとしては、正面3枚窓,低位置の1灯式前照灯(いわゆるおへそライト),乗降扉の車体両端配置等、典型的な従来型路面電車タイプです。なお、600形よりも少し前に製造された、西鉄福岡市内線を代表する車両(ボギー車)である500形(後に北九州線にも多数移籍)とも類似する部分がありますが、600形は北九州線の急勾配や高速走行に対応してモーター出力が高く(45kw×2)、また車体も張上げ屋根や前照灯の大型化等により、一層スマートさが感じられます。
621号は昭和27年に製造されて以来度々改造を受けてきました。特に、昭和56(1981)年から昭和60(1985)年頃の長期間にわたり大半の600形に対して施工された、冷房化を前提とした車体更新工事は大掛かりなものでしたが、この工事は前期と後期とで施工内容が大幅に異なっており、前期に施工された621号は、おへそライト,木製床,紺色モケット等の、製造当初のスタイル・雰囲気が良く保たれたままになっています。一方、後期に施工された車両は、正面窓幅の変更(中央窓拡大・左右窓縮小),前照灯のシールドビーム2灯化および尾灯との一体化,正面方向幕の再拡大,床面の鋼板化,エンジ色モケットへの張替え等も同時に実施されたため、見た目の印象も大きく変化しました。さらに、実際に冷房化された車両は600形の約半数程度に留まりましたが、621号は冷房化の対象となったこともあり、平成4(1992)年の北九州線黒崎駅前-砂津間廃止時に600形が40両近く廃車となった際も、幸運にも廃車を免れることができました。ちなみに、冷房化された車両は全て近畿車輛製でしたが、これは台車の強度に関係があったと言われています。
その後も、原型に近いスタイルの621号は人気車両となりつつ平成12(2000)年11月の北九州線全廃時まで活躍を続け、最終運行日には綺麗に装飾を施された上で折尾発黒崎駅前行きの「さよなら電車」として使用され、北九州線を走行する最後の電車となりました。
621号を含む600形の全車両は、製造時から廃車まで一貫して北九州線のみで運用されました。ただし、600形とほぼ同一の車体構造を持つ車両(66形更新車)が福岡市内線でも運用されておりましたので、北九州地区の方のみならず、福岡地区の方にも見覚えのあるスタイルではないでしょうか。
この621号は、廃車時に主要な部品が長崎電気軌道へ譲渡されており、主電動機(モーター),空気圧縮機(コンプレッサー)等が欠落しています。それでも、当保存会では可能な限り現役時の状態に近づけるべく整備を続けた結果、現在では、出入口灯,整理券および乗換券発行機,ワイパー,車内外スピーカー,尾灯,方向幕等の弱電系統、さらには自動扉,ブレーキ弁,ブレーキシリンダ等の空気系統を復活させるまでに至っています。また、塗装も西鉄路面電車全盛期の西鉄旧標準色(下部マルーン・上部ベージュ)へ変更し、往時の雰囲気を再現しています。
〔参考文献〕 鉄道ピクトリアル1974年4月増刊号,Wikipedia

現在の支援金額

201,000 円

14%
目標:1,350,000 円

支援者

14人

残り時間

終了済み

このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援者がプロジェクトに支援を申し込んだ時点でプロジェクトの成立(売買契約の成立)となります。

5,000 円

残り95人

支援者:5人

配送方法:メール

●塗装投票権一票
  後日メールでのご案内予定
●特別撮影会参加
  塗装完了後、撮影会をご案内メールを送付

10,000 円

残り93人

支援者:7人

配送方法:郵送

●塗装投票権ニ票
  後日メールでのご案内予定
●特別撮影会参加
  塗装完了後、撮影会をご案内メールを送付
●ワンマイル製 西鉄バスモデル赤バス玄人版

10,000 円

残り98人

支援者:2人

配送方法:郵送

●塗装投票権ニ票
  後日メールでのご案内予定
●特別撮影会参加
  塗装完了後、撮影会をご案内メールを送付
●ワンマイル製 西鉄バスモデルスマートループ玄人版